11 関西 Debian 勉強会資料
関西 Debian 勉強会担当者 山下 尊也
2008 3 23
11 関西 Debian 勉強会 2008 3
1 Introduction
山下 尊也
関西 Debian 勉強会 Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケジ、Debian 特有の機能の
組、Debian 界隈で起こった出来事、などなど)について話し合う会です
目的として次の三つを考えています
ML や掲示板ではなく、直接顔を合わせる事での情報交換の促進
定期的に集まれる場所
資料の作成
それでは、楽しい一時をお楽しみ下さい。
1
関西デビアン勉強会
目次
1 Introduction 1
2 最近の Debian 関係のイベント報告 3
3 バグレポートから参加する Debian パッケージ開発 5
4 GPG 最初の一歩 8
5 Debian 開発者のコーナーの歩き方 14
6 今後の予定 16
7 メモ 17
2
11 関西 Debian 勉強会 2008 3
2 最近のDebian 関係のイベン
ト報告
山下 尊也
2.1 10 関西 Debian 勉強会
2008 2 23 に「第 10 関西 Debian 強会」を行いた。KURASHIKI Satoru 、榎 真治ん、
ujihisa さん、川江さん、義田 博一さん、杉本 典充さん、大浦 真さん、甲斐正三さん、中尾 昌広さん、川口 美邦さ
ん、永田昭雄さん、山嵜 魏さん、Tatsuya Kinoshita さん、名村 知弘さん、山本高久さん、ヤマザキ シンイチさん、
岩本 二さん、のがたじゅんさん、よしだあつしさん、藤沢理聡さん、後藤 直久さん、久保 さん、清野 一さ
ん、松嶋 達哉さん、そして、たかやの合計 25 名の参加でした。
また、内容は、研究などで Debian を使っている方が、自分の分野での Debian の使用について講師をして頂きま
した。
Debian PC クラスタを作ってみよう 中尾 昌広さん
GIS on Debian GNU/Linux! 清野 陽一さん
資料作成基礎 (TeX)  たかや
2.2 OSC 2008 Spring
2008 2 29 日と 3 1 日の両日に渡って東京新宿で開かれたOpen Source Conference 2008 Tokyo/Spring
に東京エリア Debian 勉強会有志が参加したため、お手伝いに行ってきました。なお、関係者のスケジュールの都合
上、東京エリア Debian 勉強会は 3 1 日のみの参加でした。
関西 Debian 強会のメンバーは、清野さんは午後から用事があったため、午前中のみの参加で、私、たかやは
午前、午後お手伝いしました。
内容は、やまねさんのセッションは、40 教室に 36 人と盛況でした。岩松さんのハンズオンは、初の試みだった
ので、課題がいろいろ残ったようです
Debian Package ハンズオン 岩松 信洋
Debian Overview  やまねひでき
3
資料は、第 37 回東京エリ Debian 勉強会2008 OSC 春出
*
1
と、やまねさんの資料はスラッシュドット
も話題
*
2
になりDebian Overview(やまねひでき)
*
3
にあります
2.3 OSC 2008 Kansai kick-off meeting
2008 3 11 日に京都コンピュータ学院京都駅前校で行われた OSC 2008 Kansai kick-off meeting 行ってき
ました。このミーティングは、昨年のことを踏まえた上で、今年で 2 回目となる Kyoto での OSC 2008 Kansai の方
向性について話合いました。
関西 Debian 勉強会からは、中尾 昌広さん、清野 陽一さん、榎 真治さん、そして、たかやの合計 4 人が参加しま
した。
このミーティングで決まった事は、以下の通りです
準備は木曜日から出来る
セッションは去年と同じ
ブースには 2 から 3 人がつく (多すぎず、少なすぎず)
を壁くっつけにし、細かいどは、場を変て行よう考慮 (OSC 2008 Spring
たち)
細かい話などが出来る部屋を用意
ruby Debian は人が集まるので、角などを提供
ネットワーク環境は前と同じ
ハンズオンは、要望は出せる
VMWare などの環境か、1CD Linux を用意する
OSC の運用に関することについては、osc-member 案内ページ
*
4
からメーリングリストに入会して下さい。
また、関西 Debian 勉強会としてイベントに参加したい方は、イベント専用のメーリングリストがありますので
私までご連絡下さい。
*
1
http://tokyodebian.alioth.debian.org/2008-02.html
*
2
http://slashdot.jp/linux/08/03/18/0855234.shtml
*
3
http://www.mithril-linux.org/
~
henrich/debian/osc2008spring.pdf
*
4
http://list.ospn.jp/mailman/listinfo/osc-member
4
11 関西 Debian 勉強会 2008 3
3 バグレポートから参加する
Debian パッケージ開発
木下 達也
3.1 Debian 開発への参加
Debian は、どんな用途に使ってもよい、ソースを変更できる、そのままでも変更版でもコピーして配布できる、
(フリー) なソフトウェアであり続ける、ユーザーの、フリーソフトウェアコミュニティのためのオペレーティング
システムです
Debian Project は有志によって構成されています。皆さんのできる範囲での参加・手助けを歓迎します。まずはバ
グレポートから……
Debian プロジェクトホームページ
http://www.debian.org/
Debian 社会契約 / Debian フリーソフトウェアガイドライン (DFSG)
http://www.debian.org/social_contract
How You Can Join
http://www.debian.org/devel/join/
3.2 Debian パッケージを使っていて問題に遭遇!
バグ? 設定誤り? その他、環境依存の問題など?
さて、どうする?
3.3 問題解決へ
現状は? 望ましい姿は? 再現できる?
問題の切り分け、仮説、実行、検証
設定をデフォルト値 (または最小の設定) にしてみると?
その他、条件を変えてみると?
ソースを見てみる?
# apt-get update
(/etc/apt/sources.list deb-src 行が必要)
$ apt-get source パッケージ名
5
3.4 パッケージ情報の調べ方
ファイルがどのパッケージに含まれているか検索
インストール済のパッケージから検索
$ dpkg -S /bin/ls
$ dpkg -S bin/apt
Debian Packages ページで「パッケージの内容」を検索
http://packages.debian.org/
apt-file
# apt-file update
$ apt-file -F search bin/ls
(キーワードを末尾に持つパス)
$ apt-file search bin/apt
(キーワードを含む名前のファイルを含むパッケージ)
Debian Bug Tracking System (BTS)
バグレポートを記録・追跡
http://bugs.debian.org/
http://bugs.debian.org/パッケージ名
http://bugs.debian.org/src:ソースパッケージ名
3.5 メーリングリスト
Debian Mailing Lists
http://lists.debian.org/
(バグレポートやアップデート情報はメーリングリストにも流れています)
日本語で相談するには、Debian JP Project のメーリングリスト
http://www.debian.or.jp/community/ml/
http://www.debian.or.jp/community/ml/openml.html
検索
Google グループ: http://groups.google.com/
Gmane Search: http://search.gmane.org/ (日本語検索は難有り)
3.6 バグレポートの書き方
メールクライアントを起動
メール作成
Text/Plain
添付や gpg 署名は可
宛先、題目を記入
To: submit@bugs.debian.org
Subject: yaskkserv: funny dictionary order when skkdic-extra is installed
本文の 1 行目からパッケージ名、バージョン、重要度を記入
Package: yaskkserv
Version: 0.3.8-1
Severity: wishlist
6
Severity(重要度)
critical (致命的) 他のパッケージやシステムに影響する重大なバグ
grave (重大) そのパッケージ自体の重大なバグ
serious (深刻) ポリシー違反など、リリース品質でないと判断されるバグ
important (重要)
normal (通常)
minor (軽度)
wishlist (要望)
1 行空けて、本文を記入、送信
(: http://bugs.debian.org/464812)
Date: Sat, 09 Feb 2008 12:45:58 +0900 (JST)
From: Tatsuya Kinoshita <tats@vega.ocn.ne.jp>
To: submit@bugs.debian.org
Subject: yaskkserv: funny dictionary order when skkdic-extra is installed
Package: yaskkserv
Version: 0.3.8-1
Severity: wishlist
When the skkdic-extra package is installed, SKK-JISYO.JIS* in
skkdic-extra seem to be prefered over SKK-JISYO.L* in skkdic.
(e.g. when converting "あし", the default setting of yaskkserv
prefers "", "", "", ... over "")
Please prefer SKK-JISYO.L* over SKK-JISYO.JIS* by default.
Thanks,
--
Tatsuya Kinoshita
Emacs ユーザーなら ‘M-x debian-bug RET’
debian-el パッケージ
Mew Wanderlust をデフォルトの Emacs メールクライアントに設定
(/usr/share/doc/パッケージ名/README.Debian を参照)
3.7 Debian 開発者との協同
Debian Package Tracking System (PTS)
ソースパッケージ毎のまとまった情報ページ
http://packages.qa.debian.org/ ソースパッケージ名
(パッケージ名でも OK。ソースパッケージのページへ転送されます)
PTS subscribe, unsubscribe
バグレポート、アップロード情報などを購読できる
どの情報を購読するかは、メールで pts@qa.debian.org へコマンドを送って変更
http://www.debian.org/doc/manuals/developers-reference/ch-resources.en.html
メールアドレス
バグレポートへの返信: バグ番号@bugs.debian.org
バグレポートの制御: control@bugs.debian.org
パッケージメンテナ宛: パッケージ名@packages.debian.org
Debian 開発者宛、セキュリティ情報、非公開: security@debian.org
Debian セキュリティチーム宛、非公開: team@security.debian.org
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11 関西 Debian 勉強会 2008 3
4 GPG 最初の一歩
倉敷
GnuPG というと、「ああ、なんか apt-get の時にゴチャゴチャ文句言ってくるアレか」といった印象をお持ちの方
もおられるのではないかと思います。実 Debian は様々な形で GPG 組みこまれていて、ssh 等にならぶマス
トアイテムといっても過言ではありません。このセッションでは、GPG の用途と役割について簡単にご紹介した後、
典型的な使用方法についてデモを行います
4.1 GPG の概要
端的に GPG とは何か、というと:
PGP 規格のフリーな実装 (特許の観点で、あるいは処理系として)
公開鍵暗号と共通鍵暗号のハイブリッド方式
メールやファイルの暗号化をするソフト
暗号化で盗聴を防ぐ (機密性/Confidentiality)
署名で改竄を防ぐ (完全性/Integrity)
信頼の輪で本人同定 (認証/Authentication)
より詳しい解説は、下記 URL で読むことができます
The GNU Privacy Guard http://gnupg.org/
GnuPG 本家。ドキュメントは豊富ですが全部英語です
GNU Privacy Guard 講座 http://hp.vector.co.jp/authors/VA019487/
日本語のポータル的なサイト。使い方を調べたい時に最適かと思います
GnuPG (The GNU Privacy Guard) http://www.math.s.chiba-u.ac.jp/
~
matsu/gpg/index.html
少し古い記事ですが、暗号機能の一般的な背景がわかりやすく解説されています
4.2 Debian における GPG
4.2.1 パッケージアーカイブ
etch 以降、配布しているパッケージアーカイブの改竄防止のため、Release ファイルに GPG でデジタル署名を施
していますAPT パッケージを取得する際に、この署名を確認して、検証できない場合は警告が表示されるよ
になっています
公式アーカイブの公開鍵はパッケージとして配布されているので、これをインストールしておけば、後は APT
よしなに面倒をみてくれます
8
kura@acacia:~$ dpkg -l | grep keyring
ii debian-archive-keyring 2007.07.31 GnuPG archive keys of the Debian archive
ii debian-multimedia-keyring 2007.02.14 GnuPG archive key of the debian-multimedia r
上記の例では debian-multimedia の鍵も入っていますが、公式でないアーカイブでも、鍵が配布されていれば同じ
ように検証をしてくれます
SecureApt http://wiki.debian.org/SecureApt
4.2.2 開発者の認証
Debian ではGnuPG 本人の身分証明手段として広く浸透しており、特にパッケージまわりで作業しようと思
うと、なんだかんだで必要になります
私に見えてる範囲では:
keysign に必要 (本末転倒ですが……)
パッケージのビルドに必要 (必須ではない)
mentors.debian.net への登録に必要
Debian JP への参加に必要
Debian Maintainer—Developer への応募に必要
といった場面で自分の GPG 鍵が必要です。また、ただ作るだけではなくて、Debian Developer keysign を行っ
ておく必要もあります
4.3 名刺としての GPG
現時点では、Debian は使うだけだし、面倒だから別に要らないや」と思うかも知れません。
ただ、他にもメリットがありますし、これを機会に是非 GnuPG を使ってみてください。最初に必要なのは、たっ
た一つ、「これから作る鍵をちゃんと維持するぞ」という意気込みだけです。
デジタルな identity として
こういったコミュニティでの名刺交換に
公開鍵基盤の身近な活用例として
Debian Developer はレア
keysign は結構おもしろい
4.4 はじめてみよう
4.4.1 GPG 鍵を作る
というわけで、自分の鍵を作ってみましょう
kura@acacia:~$ gpg --gen-key
gpg (GnuPG) 1.4.6; Copyright (C) 2006 Free Software Foundation, Inc.
This program comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
This is free software, and you are welcome to redistribute it
under certain conditions. See the file COPYING for details.
gpg: directory ‘/home/kura/.gnupg’ created
gpg: can’t open ‘/gnupg/options.skel’: そのようなファイルやディレクトリはありません
gpg: keyring ‘/home/kura/.gnupg/secring.gpg’ created
gpg: keyring ‘/home/kura/.gnupg/pubring.gpg’ created
Please select what kind of key you want:
(1) DSA and Elgamal (default)
(2) DSA (sign only)
(5) RSA (sign only)
Your selection?
まず、鍵の種類を聞かれます。ここはデフォルトのままで構いませんので、何も入力せずに enter を押します
9
DSA keypair will have 1024 bits.
ELG-E keys may be between 1024 and 4096 bits long.
What keysize do you want? (2048)
次に、鍵の流さを聞かれます選択の目安としては、1024 は短かすぎるので NGデフォルトの 2048 はま OK
計算機資源が余っているなら 4096 もアリ、といったところでしょうか。
この例では、そのまま enter を押して、デフォルトの 2048 としています。
Requested keysize is 2048 bits
Please specify how long the key should be valid.
0 = key does not expire
<n> = key expires in n days
<n>w = key expires in n weeks
<n>m = key expires in n months
<n>y = key expires in n years
Key is valid for? (0)
Key does not expire at all
Is this correct? (y/N) y
次は、鍵の有効期限を選びます。私の場合、最初ここをどうするべきか困ったところですが、これまで keysign
てもらった方々のを見る限り、期限なしで問題ないようです
というわけで、そのまま enter を押して、確認にも y と答えます。
You need a user ID to identify your key; the software constructs the user ID
from the Real Name, Comment and Email Address in this form:
"Heinrich Heine (Der Dichter) <heinrichh@duesseldorf.de>"
Real name: KURASHIKI Satoru
Email address: lurdan@gmail.com
Comment:
ここでは、自分の個人情報を設定しまkeysign などでは、公的な証明書とのつきあわせを行いますので、その
時に確認できる本名を入力する必要があります。このあたり、日本のネットワーク文化とはいまひとつ馴染みがよく
ないかも知れませんね。
GPG では、一つの ID に対して複数のメールアドレスを設定することができるので、Comment でそれを明示
することができます
You selected this USER-ID:
"KURASHIKI Satoru <lurdan@gmail.com>"
Change (N)ame, (C)omment, (E)mail or (O)kay/(Q)uit? O
最終的に、ユーザ ID がこうなりますよ、という確認です。問題ないので O と入力します
You need a Passphrase to protect your secret key.
Enter passphrase:
Repeat passphrase:
ここでパスフレーズを確認含めて 2 回入力します。パスフレーズには流さの制限がないので、覚えやすい長さの英
文を使うといいのではないでしょうか。
We need to generate a lot of random bytes. It is a good idea to perform
some other action (type on the keyboard, move the mouse, utilize the
disks) during the prime generation; this gives the random number
generator a better chance to gain enough entropy.
.+++++++++++++++..++++++++++.++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++.+++++++++++++++.+++++++++++++++.+++++.++
++++++++++++++++++.++++++++++>.++++++++++..............+++++
Not enough random bytes available. Please do some other work to give
the OS a chance to collect more entropy! (Need 230 more bytes)
We need to generate a lot of random bytes. It is a good idea to perform
some other action (type on the keyboard, move the mouse, utilize the
disks) during the prime generation; this gives the random number
generator a better chance to gain enough entropy.
++++++++++......+++++..+++++.+++++.+++++.+++++..++++++++++.+++++.+++++++++++++++..+++++.++++++++++....+++++.++
+++++++++++++.++++++++++.++++++++++.+++++..+++++++++++++++..+++++>.++++++++++...>.+++++.......................
..............................................................................................................
...............+++++^^^^^
パスフレーズを入力した後は、乱数の生成のために、ブラウザでも開いて適当に別の作業をしま。そろそろい
かな、と元の画面に戻ると……
10
gpg: /home/kura/.gnupg/trustdb.gpg: trustdb created
gpg: key 9751B54D marked as ultimately trusted
public and secret key created and signed.
gpg: checking the trustdb
gpg: 3 marginal(s) needed, 1 complete(s) needed, PGP trust model
gpg: depth: 0 valid: 1 signed: 0 trust: 0-, 0q, 0n, 0m, 0f, 1u
pub 1024D/9751B54D 2008-03-21
Key fingerprint = 3AAA 2ED1 ACDA 49AE 4C68 66B9 CE7D E89C 9751 B54D
uid KURASHIKI Satoru <lurdan@gmail.com>
sub 2048g/B79D76D0 2008-03-21
このように完成しています。最後に表示された key fingerprint」のうち、最後の 2 ブロックが自分の鍵の ID
なります
最後に表示されている部分で、pub」の行が公開鍵、sub」の行が秘密鍵を表しています
kura@acacia:~$ ls -l .gnupg
合計 20
-rw------- 1 kura kura 1167 2008-03-21 16:06 pubring.gpg
-rw------- 1 kura kura 1167 2008-03-21 16:06 pubring.gpg~
-rw------- 1 kura kura 600 2008-03-21 16:06 random_seed
-rw------- 1 kura kura 1316 2008-03-21 16:06 secring.gpg
-rw------- 1 kura kura 1280 2008-03-21 16:06 trustdb.gpg
生成された鍵は、このように $HOME/.gnupg/ に保管されています。これらのファイルは超大事なので、大切に
取り扱うようにしましょう
ちなみに、上の例で使っている鍵は、この記事のために作ったもので、もはや存在しません。
4.4.2 基本的な操作
通常は、自分の鍵束 ($HOME/.gnupg/*) には、
自分の秘密鍵
自分の公開鍵
他の人の公開鍵
が入っています。これらの情報を確認する基本的なコマンドをご紹介しま。なお、鍵束の中で特定の鍵を指定す
るには、次のうちどれかが使えます
ID (ex. 0x9751B54D)
ID 0x を省略 (ex. 9751B54D)
自分の UID の一部 (ex. KURA)
自分の鍵束にある公開鍵を一覧表示:
$ gpg --list-keys
そのうち特定の公開鍵を表示:
$ gpg --list-keys KURA
鍵指紋 (fingerprint) を確認:
$ gpg --fingerprint KURA
鍵署名を確認:
$ gpg --list-sigs KURA
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4.4.3 メールで使ってみる
私が GPG を使うのは、主に gmail 上のメールアドレスなので、firefox のプラグイン「firegpg」を使っています
対象となる本文を選択して増えたボタンを押すだけなので簡単に使うことができます
4.5 keysign の流れ
4.5.1 準備
keysign のためには、次のものが必要です。
公的な証明書 (鍵の持ち主の個人情報を証明できる、写真つきの書類)
運転免許
住民基本台帳カード
パスポート
学生証
署名してもらう鍵の指紋 (fingerprint) を印刷したもの
私の場合、鍵の指紋は手で書いたり、鍵表示をそのままコピペして印刷したりしていました。
pub 1024D/9751B54D 2008-03-21
Key fingerprint = 3AAA 2ED1 ACDA 49AE 4C68 66B9 CE7D E89C 9751 B54D
uid KURASHIKI Satoru <lurdan@gmail.com>
sub 2048g/B79D76D0 2008-03-21
4.5.2 当日
公的な証明書を使って、keysign の相手とお互いに相手が相手であることを確認し、用意した鍵指 (fingerprint)
の印刷を交換します
これだけです。簡単ですね。
4.5.3 その後
端末の前に戻ったら、まずは相手の公開鍵を手に入れましょう
$ gpg --keyserver subkeys.pgp.net --recv-keys 0x????????
keyserver は、相手が Debian Developer あれば keyring.debian.org も使えます。また? の部分には、もらっ
た鍵指紋 (fingerprint) の最後の 8 文字を入力します
無事に公開鍵が入手できたら、それに署名をします
$ gpg --edit-key 0x????????
gpg のコマンドモードに入るので、uid (数字)で署名をする uid を選び (*マークがつきます)signと入力し
ます (fingerprint とメールアドレスを確認して署名)
なお、相手が複数の uid を持っている場合、私は一通り全てに署名することにしています
終わったら、quit」と入力し、変更を保存してください。
次のように署名の結果を表示して、自分の名前が表示されていることを確認してください。
$ gpg --list-sigs 0x????????
ここまでで問題がなければ、相手の公開鍵をテキストファイルに export します
$ gpg --export -a 0x???????? > someones.key
後は、これを相手に送るだけです。添付するな、本文に貼るなりして、メールで送信します。相手の公開鍵で暗
12
号化しておくとよいでしょう
さて、相手も同じように署名をしてくれているはずですので、しばらくするとメールで自分の公開鍵を送ってもら
えるはずです
届いたら、テキストファイル export された鍵を自分の鍵束にとりこみ、ついでなので公開鍵サーバにも送って
おきます
$ gpg --import yours.key
$ gpg --keyserver subkeys.debian.org --send-keys 0x????????
? には、自分の公開鍵 ID を入力します
鍵署名 (Keysigning) http://www.debian.org/events/keysigning
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11 関西 Debian 勉強会 2008 3
5 Debian 開発者のコーナーの
歩き方
大浦
Debian プロジクトの Web ページ内のDebian 開発者のコーナー」(http://www.debian.org/devel/) には、
Debian 開発や改良を行っていくために必要な情報が集まっている。ただ、いろいろあり過ぎて、どこに何がある
か分かりにくい。以下、有用なものをいくつか紹介する。
5.1 基本
プロジェクトに関する基本的な情報。
Debian の組織構成
Debian に参加する
開発者データベース Debian 開発者の情報やプロジェクトのマシンを検索できる。
投票情報 現在 2008 年度プロジェクトリーダの選挙期間中。
さまざまなアーキテクチャ Debian i386 以外にも多くのアーキテクチャに移植されている。Linux 以外
への移植もある。
5.2 パッケージ開発
パッケージを作成、メンテナンスするために必要な情報。メンテナが読むべき文書が集まっている。
Debian ポリシーマニュアル Debian のシステムが守るべき技術的事項。いくつかサブポリシーもある。
デベロッパーズリファレンス Debian のメンテナが守るべき手順と利用できるリソースの情報。
新規メンテナのためのガイド
5.3 進行中の仕事
パッケージのメンテナンスを進めていくために必要な情報。
バグ追跡システム
パッケージ追跡システム
Lintian レポート パッケージがポリシーを満たしているかどうかチェックする。
14
5.4 プロジェクト
Debian 内のプロジェクトに関するリンク
品質保証 (Quality Assurance) グループ Debian 全体の品質を向上させるためのプロジェクト
自動構築ネットワーク ソースパッケージを各アーキテクチャ用に自動的に構築する。
いろいろなカスタム Debian ディストリビューション
5.5 その他
その他の情報。
Debian ロゴとバナー
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6 今後の予定
山下 尊也
6.1 次回
次回は、2008 04 29 日に姫路獨協大学駅前サテライト
*
5
にて行なう予定です
また、ネット環境があるので、USTREAM.TV
*
6
にて、ビデオカンファレンスを開こうと考えています
6.2 OSC 2008 Kansai について
今年の OSC Kansai の日程が決まりました。7 18,19 日(金・土)に行なわれます
関西 Debian 勉強会として決まっているのは、以下の通りです
18 日に参加出来る方が多ければ、18 ,19 日両日参加する
セッション時間は、2 時間頂き、通常とほぼ同様の勉強会を開催する
ブース担当と、セッション担当に分ける
6.3 KDR のおしらせ
関西 Debian 勉強会の有志で関西 Debian 勉強会とは独立した形で、週に一度、読書会 (KDR) を開いています
しくは KDR 公開用ページ
*
7
をご覧下さい。
*
5
http://www.himeji-du.ac.jp/satellite/index.html
*
6
http://www.ustream.tv/
*
7
http://qwik.jp/kdrweb/
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7 メモ
17
18
関西デビアン勉強会
Debian 勉強会資料
2008 3 23 初版第 1 刷発行
関西 Debian 勉強会 (編集・印刷・発行)
19